プロダンサーとしてしっかり生活の生計を立てれている人は、体重の管理にも人一倍気を遣っています。実際問題、踊るだけなら太っていても構わないと考える人はいるでしょう。確かにエンターテイメントの世界を幅広く見てみると、そのようなスタイルで活躍しているプロダンサーもいます。しかし適正な体重を考えなければならない一番の理由は、容姿ではなく身体への負担が厳しくなるからなのです。重過ぎると骨や関節にも多大な悪影響を与えますから、しっかりと向き合って管理していく必要があります。
では肝心の適正体重はどれくらいなのか、これはダンスの種類にもよりますが、一般的に瘦せ型と呼ばれるBMI値を目標にするのがおすすめです。BMI値とは体重を身長で割って、更にその数字を身長で割ることで出てくる指標のことを指します。これが20を下回ると痩せ型に分類され、有名なプロダンサーのほとんどが17から19ほどの数値をキープして生活しています。
特に気を付けなければならないのが、バレエやフィギュアスケートに関わっている女性たちです。こうした女性たちは男性とペアになり持ち上げてもらう、所謂リフトと呼ばれるパフォーマンスをすることがあります。そのため重くなってしまうとこのリフトに悪影響が出る他、持ち上げる男性側への負担も相当なものになってしまいます。
ちなみにバレエに限って言えば、BMI値ではなく身長から120引いた数字が適正だと言われることがあります。160㎝なら40㎏を目標にしなければならず、これはなかなかに厳しいハードルです。一定期間この目標が守れないと、スクールを強制退学させられるといった校則を設けているところも存在しています。体質によっても痩せやすい人と太りやすい人がいますが、そういった部分も問答無用なので本当に過酷な世界です。
ところで桑原麗香さんのトータルダンススクールでは、こうした体重のことも含めた身体の管理についても学ぶことができます。ダンスの基本はこうした体型管理もセットになっているわけですが、初心者で不安な人にとっては併せて勉強できるところに大きな魅力を感じられるはずです。是非一度、ホームページなどを覗いてみてください。
プロダンサーのストイックな生活は、適正な身体のバランスを保つためのものに他なりません。ステージでのパフォーマンスに感動することはもちろんですが、その陰でどれだけの努力がなされているのか、一緒になって考えるようにするとよりその凄みが判るようになるでしょう。